GWのとある日。前日は東京国立博物館でじっくりと展示を満喫し、今日は名古屋に帰る予定。
でも、せっかくのゴールデンウィーク。まっすぐ帰るのはもったいない。
今日はのんびりホリデーSuicaパスを使って、関東エリアを少し寄り道しながら、東京ホリデーパスの西端の小田原駅から新幹線で名古屋に帰ろうと思う。
新幹線で一気に帰るのも楽だけど、気になった街にふらっと降りて、歩いて、何かを感じられたら、それだけでも満足。
のんびりホリデーSuicaパスとは
JR東日本の東京近郊エリアを、1日乗り放題できるフリーパス。
Suicaエリア内を中心に、普通列車(快速含む)の自由席が対象で、ちょっとした日帰り旅や寄り道にぴったりのきっぷ。
- 価格:大人2,720円/小児1,360円
- 利用日:土・日・祝日限定
- 利用エリア:東京都心を中心に、神奈川・埼玉・千葉など広範囲
(例:東京・千葉・川崎・横浜・大宮・小田原など)


例えば今回のように、
「東京→千葉→東京→横浜→小田原→新幹線で帰宅」みたいな旅にもとても便利。
新幹線には乗れませんが、SuicaエリアのJR線を自由に乗り降りできるので、関東周辺を途中下車しながらぶらぶらする旅には最適なきっぷ。
海を見るだけの駅?「海芝浦」へ、朝のプチ旅
前日から東京・田町駅から徒歩数分の「ホテルグレイスリー 田町」に宿泊。
綺麗で清潔感があってアクセス抜群で、リーズナブルでめっちゃいいホテルだった。

朝起きて、スマホサクッと操作して「のんびりホリデーSuicaパス」を購入。

今日は、朝だけ乗り鉄の息子と一緒に行動し、そのあとは別行動。
朝のプチ旅の目的地は、「海に一番近い駅」と言われているらしい「海芝浦駅」。
息子によるとその駅、改札の外に出られないらしい。つまり、本当に「海を見るためだけに行く駅」。
そんな不思議な駅に、今日は時間もたっぷりあるし、一度見ておくのも悪くない。
JR鶴見線
まず最初に向かったのは、神奈川県の鶴見。
田町から30分ほどで鶴見駅に到着。
ここに来るのは、以前「總持寺(そうじじ)」を訪ねて以来の2回目。
駅構内を抜けて、鶴見線のホームへと向かう。
この駅、なんとも言えずレトロでいい雰囲気。ホームの構造も独特で、リベット打ちのアーチ屋根が目を引く。

「海芝浦」行の電車に乗って、だんだんと人が少なくなって、鶴見から10分程経つと、車窓に船、コンビナートのタンクとなかなか見られない景色が現れる。とても新鮮で面白い。


そして、15分もしないうちに海芝浦駅到着。
海芝浦駅
ホームに降り立つと、目の前には東京湾。
ホームがそのまま堤防?みたいになっていて、ここで釣りをしたら本当に何か釣れそうな雰囲気。

とりあえず改札のほうへ行ってみると、「TOSHIBA」の敷地内。
私は東芝の社員ではないので当然入れません。
しかも今日は休日で入口は封鎖されている。ではなんのための電車?(笑)乗り鉄の観光列車だな(笑)


そうこうしているうちに、もう出発らしい。こんなところで乗り遅れたら大変だ。

ということで、プチ海の旅は終了。鶴見へ戻り、息子としばしお別れ。
千葉県柏駅、柏神社ぶらり旅
鶴見駅に戻ったら、再び東海道本線で、東京方面へ戻り、千葉県の柏へ向かいます。
目的は、自分の中でひそかに続けている「スタバのスタンプ集め」と柏神社という神社があるらしいので御朱印をもらいに行く。あと柏という街をなんとなく見てみたかったというそれだけの理由。
秋葉原駅の駅そば
旅に出ると、つい駅そばを朝ごはんにしたくなる。
私も、完全に乗り鉄だな。
ということで、移動の合間に駅そばをググると、気になる店を発見。
秋葉原駅構内にある「そば処 田毎(たごと)」さん。写真で見た春菊天そばがとても美味しそうだったのでここに決定。
もちろん春菊天そばを注文。
天ぷらがサクサクで、春菊の香りがよくて、とても美味かった。ごちそうさまでした。

柏駅
さて、駅そばでお腹も満たされたところで、上野駅から常磐線に乗って約30分。
10時頃には千葉県の柏駅に到着。
早速、駅構内にスタバ発見。アイスコーヒーをマイボトルに注文。これで千葉県初のスタバスタンプも無事ゲット。
「ここが柏か~」と思いながら改札を出ると、予想通りビルが密集した、かなり都会的な街並み。
地方都市の駅前とは違って、ちょっとした繁華街のようなにぎわいがある。


電車の中で柏について調べていたら、観光案内所でマンホールカードがもらえるらしい。
せっかくなので、柏神社への行き方を聞くついでに、案内所へ向かってみることに。
ただ、観光案内所の場所がちょっとわかりにくい。「ファミリかしわ」という昔のデパートの様な建物の中にありました。
柏市のマンホールは、まんが「ベルサイユのばら」が採用されているらしく、ぜひ見に来てくださいとのこと。観光案内所でも、大きな「ベルサイユのばら」マンホールが出迎えてくれました。


観光案内所に入るなり、
「マンホールカードですか?」と声をかけられ(笑)、
「はい」と答えると、すぐにカードをいただけました。
結構人気があるようで、多くの人がもらいに来ている様子。
『ベルばら』については詳しくないけれど、
作者の池田理代子先生が約20年間柏市に在住していたというご縁があるそう。
そしてに、柏神社への道順が載った簡単な地図と、ベルばらマンホールの場所も教えてもらいました。観光案内所の人ありがとう。

柏神社
観光案内所から、柏二番街という大きなアーケード街を通り、柏神社へ向かいます。
観光案内所で地図をもらったあとは、
さっそく「柏二番街」というアーケード街を通って、柏神社へ向かいます。
この通りがまたなかなかのにぎわい。
飲食店や、洋服屋さんドン・キホーテなどが立ち並び、人通りも多くて活気があります。
とても栄えた感じで、柏市活気があるな~という印象。


そして、10分も歩かないうちに柏神社到着。思っていたよりもずっと近い!
神社前の歩道には、ベルバラのマンホール。もらったカードの柄とは違ったけど見れて良かった。



水戸街道
さて、この柏神社の前の道、江戸時代から続く「水戸街道」と呼ばれる街道の様。このあたりにはかつて「木戸」と呼ばれる門があったとのこと。
木戸とは、当時の街道における関所のような役割を果たしていた場所で、交通の要所として重要な地点だったのだろう。

境内に足を踏み入れると、まず手水舎の美しい花飾り。
薔薇の花がふんだんに使われた花飾りが浮かべてある。これもベルバラを意識されているのでしょう。おもてなしの演出がすごい。
手水舎の反対側には、「待道(まちどう)さま」。こちらも柏神社に祀られている神様の一つで、街道様が待道様になったとか。水戸街道沿いにおおいのでしょうか。何れにしてもこの地が水戸街道の重要な場所だったのでしょう。


ちょうどこの日はこどもの日ということもあり、
境内ではお宮参りの家族が記念撮影をしている姿がたくさん見られました。
晴れ着に身を包んだ赤ちゃんと、その笑顔を引き出そうと一生懸命なカメラマン。みなさんの表情がとても優しくて、なんとも微笑ましい光景。

撮影の邪魔にならないように、お参りをして、社務所で御朱印をいただきました。ここの御朱印は季節限定や個性のあるデザインもたくさん。
私は一番オーソドックスな御朱印を頂きました。こどもの日だからでしょうか?御朱印と一緒に、金太郎さんのイラストカードもいただきました。ちょっとした季節のおまけ、旅の記憶にも残こっていいね。


帰りは、アーケード街ではなくて、柏神社からまっすぐ駅前伸びている道から駅へ向かいました。
祝日だからなのかわかりませんでしたが、歩行者天国の様でした。
レイソルカラーのポスト発見!通りの至る所にのぼりや装飾があって、柏レイソルを感じる。Jリーグのホームタウンの雰囲気がとてもいいですね~。レイソルサポではないですが、柏来てみて良かった。


スタバスタンプ
さて、千葉県柏の街を楽しんだあとは、もう一つの目的、スタバのスタンプ。
駅のスタバで、千葉県最初のスタンプは無事にゲット!
さらに、常磐線をもう少しだけ進むと茨城県。
スタバアプリで調べてみると、茨城県の最初の駅である取手駅にもスタバがあることが分かりました。
せっかくここまで来たので、
取手駅で無事に茨城県のスタンプもゲット!
しかも取手駅は、常磐線の始発駅でもあるので、のんびり座って上野まで帰れました。


まとめ
東京2日目の朝、息子と一緒に神奈川の鶴見線「海芝浦駅」へ。改札の外に出られず海だけを眺める珍しい駅で、レトロな雰囲気と工場の景色を楽しんだ後は、息子と別れて千葉県柏へ。
駅近くの観光案内所で「ベルサイユのばら」マンホールカードを入手し、柏神社を参拝。薔薇の飾りや「待道さま」など、街道の歴史を感じる神社でした。
柏レイソルの街を感じて、スタバスタンプもゲットできたし、ゆっくり街巡りができて、充実した寄り道旅でした。
午後は、柏から西へ約130キロ、小田原を寄り道して、名古屋へ帰ります~~。それでは~
