覚王山日泰寺 全然知らなかった。なぜ名古屋に唯一無二の仏教聖地があるのか??

旅ノート

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はいどーもこんにちは。先日、少し時間ができたので、地元名古屋をぶらっとしてきました。さて、何処へ行こうか?と選んだ場所は、名古屋市千種区の高級住宅街でもある「覚王山」。覚王山には、日泰寺の他、見どころもたくさんありそうなので行ってみました。

はじめに紹介するのは、覚王山日泰寺です。

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覚王山

地下鉄東山線で覚王山へ

名古屋市千種区にある覚王山は、名古屋駅から地下鉄東山線「藤ヶ丘」行に乗って約15分。栄駅からだと約10分です。

とても便利な場所にあり、名古屋のなかでも屈指の高級住宅街として有名な場所です。

広小路通りの覚王山交差点から北方向に伸びている道路が日泰寺の参道になっています。

この日は、朝8時30分に、地下鉄東山線覚王山駅に到着。駅のすぐそばにあるスターバックスで朝ごはん。2階の席は静かでいい雰囲気。

名古屋市内の週末観光は、地下鉄市バスが乗り放題のドニチエコきっぷがお得ですよ。

「覚王山」は日泰寺の山号

「覚王山」地下鉄の駅名でもあるこの地名ですが、明治37年に日泰寺の山号にちなんでつけられたそうです。

覚りの王(お釈迦様)

そして、その山号の由来は、覚りの王、つまりお釈迦様です。え?なぜここ名古屋の覚王山にお釈迦様??と思うかもしれませんね。

私も、今回訪れるまで、覚王山にこんなに凄い歴史があるなんて、全く知りませんでした。

この後の日泰寺で説明します~。

山号とは、日本の仏教寺院や神社などの施設に付けられる、山の名前を用いた称号のことです。例えば、〇〇本山とか高野山・比叡山などが有名ですね。
日本では、古くから山は信仰の対象であって、山と仏教と結びつきやすかったのでしょう。お寺の門も「山門」と言われますよね。覚王山の参道周辺も「山門町」という地名でした。

日泰寺参道

さて、日泰寺へ向かって参道を歩きます。朝の参道はとても静か。

参道には、オシャレなカフェやスイーツのお店、昔ながらのみたらし団子屋さんなど、新しいお店と古いお店が混在して、おもしろい街になっています。毎月21日に「弘法さん」の縁日が開かれ、参道も歩行者天国になり、多くの人で賑わうそうですよ。

日泰寺(にったいじ)

日泰寺
覚王山 日泰寺

日泰寺(日本ータイー寺)

1898年北インドで、イギリス人ウィリアムペッペによって、お釈迦様の遺骨が発掘されました。

インド政府は、仏骨を仏教国のタイに贈り、その一部が当時のタイ国王チュラロンコン陛下により日本に贈られたそうです。

さてさて、仏骨を贈られた日本では何処にこの仏骨をお祀りするのか?

かなり揉めたそうですね~。なにせお釈迦様の遺骨を安置する場所ですから。当然京都?それとも東京の何処か??
しかし、たくさんの宗派に分かれてしまっている日本では特定の宗派のお寺に安置するわけにもいかないため、日本仏教会全宗派が協力して新たにお寺を建立することになったのだそうです。

そこで、当時条件にあう広い敷地とお金を準備できたのが、名古屋の覚王山の地だったそうです。

そして、現在の地に10万坪の敷地を用意し、明治37年、釈迦を表す「覚王」を山号とし、日タイの友好を象徴する日泰寺の寺号をもった現在の覚王山日泰寺が誕生したということでした。

日泰寺は、どこの宗派にも属していないため、住職は各宗派から、輪番制によって3年で交代するそうです。

ということで、日本でも唯一無二の特異な存在で、とても興味深いお寺なんですよね。

日泰寺山門
日泰寺山門

山門は、平成元年完成。新しくて立派です。なかなかの大きさですよ。

そして、山門の左右にはよくある仁王像ではなく、釈迦のお弟子さんが見守ってくれてます。
左側が最長老の迦葉(かしょう)さんで、右側がその従弟の阿難(あなん)さん。

入って右側には、これも真新しい五重の塔がそびえます。
こちらも平成9年に完成。高さは30m。新しいので、とてもきれいです。

日泰寺本堂
日泰寺本堂

本堂の真ん中には、「覚王山」と山号の扁額(へんがく)が掲げられています。

そして、御本尊の由緒も凄いです。一千年を経たタイの国宝「釈迦牟尼如来」をタイ国贈られたそうですよ。賽銭箱の両サイドには、これもタイからの贈り物でしょうか?かわいらしいぞうさんが佇んでいました。

本堂釈迦牟尼如来
本堂釈迦牟尼如来

御朱印は、本堂の横でいただくことができます。

右は、令和元年10月27日に参拝させていただいたときに頂いた御朱印です。

日泰寺御朱印

奉安塔

さて、肝心のお釈迦様の仏骨ですが、日泰寺の本堂から少し離れた敷地にあって、日泰寺の本堂から、東に数百メートル離れた場所で、姫ケ池通りを渡った場所にあります。

「奉安塔」(ほうあんとう)と呼ばれるガンダーラ様式の花崗岩の佛塔で、高さは15mだそうです。

こちらは、一般の人は入れないようで、少し離れた通天門からの参拝するみたいです。今回は見に行くことができなかったので、次回行った時には、写真も載せておきたいと思います。

まとめ

覚王山日泰寺は、タイと関わりがあるといことは知っていましたが、お釈迦様の遺骨が安置されているなんて、全然知りませんでした。

こんなに重要なこと、あまり知られていませんよね??

是非、名古屋に来て時間があれば、覚王山日泰寺に行ってみたください。

覚王山には、他にも見どころはたくさんあります。

日泰寺の後は、「水の歴史資料館」、松坂屋初代社長の別荘「揚輝荘」、「城山八幡宮」と巡ってきましたので、また報告いたします~。それでは~

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