横須賀 東京湾唯一の無人島「猿島」の要塞跡、歴史的建造物は必見。

旅ノート

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前日、横須賀の軍港めぐりをして、猿島の要塞へは、時間が無くて行けなかったため、翌日訪れました。猿島は、旧日本陸軍の要塞跡で、現在は無人島。横須賀の三笠桟橋から、10分程で渡れます。

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アクセス

猿島へは、定期船が30分~1時間毎に三笠公園の三笠桟橋から運航されています。

三笠桟橋へは、JR横須賀駅から歩くと30分ぐらい。京急横須賀中央駅からも歩いて20分ぐらいかかります。三笠桟橋は、記念艦「みかさ」のすぐ脇にあります。

チケットは桟橋の目の前にある三笠ターミナル内で購入します。

猿島

猿島では、釣りや、バーベキュー等も楽しめるそうですね。この日も大変沢山の人が猿島へ渡っていました。猿島といっても猿はいないそうです。

無人島 猿島
国史跡散策、BBQ、磯遊び。さまざまなレジャーが楽しめる、横須賀から船で10分の東京湾に浮かぶ無人島。

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探検ツアー

今回は、要塞跡をガイドさんが案内してくれる「猿島探検ツアー」に一人600円で参加できるということで、参加しました。自分で島を巡るのもいいですが、探検ツアーでは、専門のガイドさんが見どころを詳しく案内してくれるのでとてもお勧めですよ。
探検ツアーは、約30~40分ぐらいで、島の反対側までガイドしてもらえます。反対側まで行ったら探検ツアーは解散で、各々桟橋まで戻ってくるというシステムになっています。

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発電所

探検ツアーをスタートして、最初の見どころは、発電所。レンガ造りの煙突とコンクリート造りの建屋で、現在でも現役らしいです。猿島は無人島のため、島内の電力は全てここのディーゼル発電によって賄っているらしいです。レンガ造りの煙突はかつて石炭を燃料にした蒸気機関によって発電していたときの煙突だそうです。

次にガイドさんが教えてくれたのは、ハンドホール。ハンドホールとは、手を突っ込む穴という意味だそうで、マンホールとは、人が入る穴なので、マン(人)ホールなんだそうですよ~。

ハンドホールからは、細めの土管が敷設されていて、島の頂上の電灯所に電力を送るための電線が通っていたそうです。ガイドさんがいないと気が付かないところですね~。

切通し

坂を登りきると、メインストリートの切通しが現れます。ここには兵舎跡、弾薬庫などの要塞施設が並ぶエリアです。切通しは、山を切って作った場所なので、島の外からはただの山にしか見えません。そこに、軍事施設を並べることで防御をしていたんですね。まさに、秘密基地です。

両サイドの石垣は、作られた年代が違うそうです。よく見ると、右側の石垣は、少し下側が広がっていて、日本のお城の石垣によく似ています。一方、左側の石垣は、ほぼ垂直で西洋の技術で築かれただそうですよ。左側の方が作られた年代が、新しいということです。

通りの右側には、レンガ造りで兵舎や弾薬庫があります。弾薬庫の内部は漆喰塗りになっており、白い壁が少ない明かりでもよく見える工夫だそうです。

レンガの積み方も、イギリス式とフランス式の積み方があるそうで、よく見るとわかるようになります。イギリス式とフランス式が同時に見られる場所は他になく、とても貴重な場所だそうですよ~。

左の写真は、トイレ跡だそうで上部に梁を入れる窪みが見えますね。おそらくここに屋根があったのだと思われます。右の写真は、弾薬庫と弾薬庫の前から上に伸びる階段で、階段の上には砲台があったそうです。

レンガ造りのトンネル

切通しを進むと、トンネルが現れます。トンネルは全長約90m、幅、高さ4mあるそうです。フランス式に積まれたレンガによって、天井がなんとも美しいアーチになっています。このトンネルは、一度切通しを掘って、レンガをアーチ状に組み上げた後、上部に土を被せるやり方でできたそうですよ。
レンガ造りのトンネルとしては、日本で一番古い建造物の一つだそうです。かっこいいですね。

弾薬庫

トンネルを抜けて再びトンネル状の施設があります。こちらは弾薬庫。実際に中に入ることができます。天井や壁はアーチ状になっていて、漆喰で塗られています。

弾薬庫跡

砲台跡

弾薬庫を抜けると、砲台跡がいくつか残っています。明治時代は、加農砲(カノウ砲、キャノン砲)と呼ばれる、対艦船用の砲台が設定されていたそうですが、敵が船から航空機に変わると高射砲に置き換えられていったそうです。砲台跡には、実際に固定されていたビス跡が確認できます。

探検ツアーはここで解散になりました。なかなか内容の濃いツアーで、とても良かったですよ。猿島を訪れた際は、600円払って、探検ツアーに参加することおすすめです~~。

前日の軍港クルーズの様子はこちらから

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