はい。ご機嫌いかがでしょうか。今年のGWは、事前の予定がキャンセルになってしまい、地元で過ごすことになりました。GW後半もずっと家にいるのもなんなので、名鉄のフリーきっぷを使って、こどもと名鉄沿線をぶらり旅してきました。
今回は、前回午前中の豊橋観光に続いて、後半は午後から常滑の土管をたくさんみて、名鉄百貨店で晩ごはんを食べてきました~。
名鉄電車で豊橋から常滑へ移動
「名鉄百貨店グルメきっぷ」について詳しくは、豊橋偏こちらの記事へ
さてさて、豊橋吉田宿を観光してチャオのカニコロ鉄板スパゲッティでお腹いっぱいになったところで、午後のぶらり旅は土管を見に、常滑へ向かいます。
名鉄特急で、豊橋を出発した直後から記憶なく、目が覚めたときには、もう名古屋の直前でした。
電車の旅は、寝れるからいいですよね。
名古屋駅には、2時少し前に到着。再び、数分後の中部国際空港行の特急に乗って、常滑駅には14時30分過ぎに到着しました。
常滑やきもの散歩道の旅
常滑駅~とこなめ招き猫通り
常滑駅に到着したら、駅の構内にある観光案内所でマップを頂き、お勧めの観光コース「とこなめ散歩道Aコースのレクチャーを受けました。
駅前のとこなめ焼きで作られた散歩道の案内看板から散策スタートです。
まず、Aコースのスタート地点まで、駅前のとこなめ招き猫通りを進みます。
道路沿いの高いコンクリートの壁には、巨大な焼き物で作られた壁画が現れます。「とこなめ昭和30年代風景」
続いて、たくさんのかわいい招き猫達が楽しませてくれます。
この招き猫たちには、それぞれにご利益があるそうですよ。
やきもの散歩道
さて、陶磁器会館と呼ばれる建物から、やきもの散歩道のスタートです。
細い路地に入るといきなり、土管で土留された壁の雰囲気のある道を進みます。
そして、釜の跡でしょうか?レンガ造りの四角い煙突がノスタルジックでいい。
現役の工場も木造でなかなか渋い。細い道路の上を木造?の渡り廊下がとてもエモい。
守り猫「とこにゃん」
Aコースから少し外れて、巨大招き猫のスポット。先程通ったとこなめ招き猫通りの上に鎮座じている見守り猫「とこにゃん」というらしい。帰りに常滑駅からも確認できた程の巨大さです。
Aコースに戻って進むと団子屋さん発見。本日2件目のみたらし団子をゲット。店主?の気さくなおじいちゃんと少し会話しながら、団子で一息。
団子を一息ついたら、とこなめの核心部へすすんで行きます。
ほとんど人しか通れない様な狭さの路地がほとんどで、まるで迷路の様です。
山がちな地形に、切り開かれた道の壁は、コンクリートではなくやきものの土管が擁壁。街全体が陶器でできている様で、ここまで統一感があると、ただの廃材ではなく、美しいですね。
廻船問屋 瀧田家
常滑は焼き物の町として有名ですが、江戸時代から明治にかけて廻船の町でもあったそうです。そして常滑を代表する廻船主のひとつが、ここ滝田家だったそうです。
入場料は300円。中学生以下は無料でした。
1850年頃に建てられた主屋は、街道の本陣ほどは大きくはないけど、庭もあってとても立派です。
木造のちょっと怖いぐらい急な階段を登れば、庭を一望できる縁側。
こんな縁側、家にも欲しいわ。
そして、大戦時代の軍服や、番頭台など、貴重なものや、弁財船と呼ばれる舟の大きな模型も。
水琴窟
そして、一階の縁側では、日本庭園の装飾の一つとして、水琴窟がありました。
水琴窟(すいきんくつ)ってご存知ですか?これは、地下の中に埋め込まれた瓶の中に水滴が落ちることで反響する綺麗な音を、楽しむものです。
長い竹のストローみたいなのを使って、縁側に座って耳を澄ますと、綺麗な音が聞こえてきます。
トイレもチェック。
無尽灯(むじんとう)という菜種油で明かりを灯す器具は、幕末から明治中期まで使われていたそうで、現在でも使うことができる貴重なものだそうです。
蔵には、貴重な展示物がたくさんありました。銭箱には、お金が入っていたのでしょうか?
土管坂
瀧田家から、10m程のところにある、やきものの街常滑の代表的な風景が、この土管坂。
明治期の土管と昭和初期の焼酎瓶が左右の壁面をびっしりと壁に埋まっています。
路面には、やきものの廃材を使って、滑らない様な工夫もされています。
生活の中でできた風景というのが面白いですよね。
土管坂から更に、細い路地を進んで行きます。古い建物が立ち並んでいて、やきもののギャラリーもたくさんあります。かわいい陶器がたくさんあるので、なにか欲しくなってしまいます。
登窯広場 展示工房館
こちらの施設は無料。実際に使われていた釜に入ることができました。
登窯(10本煙突)
そして、 「国指定重要有形民俗文化財」であり、「近代化産業遺産」にも認定されている登り窯。
レンガ造りの登り窯のてっぺんには、10本の煙突がズラッと並んで、カッコいです。
細い道を登ると、窯の周りを一周できて、内部も覗くことができました。
昭和50年頃まで100年以上も使われていたというこの釜。この場所だけ時が止まっているかの様。
登り窯までは、南方向に来ましたが、後半は北方向へ戻って行きます。
後半のやきもの散歩道は、ギャラリーや陶器ショップが多め。
通りには、陶器の水瓶あちらこちらに。当然メダカや金魚が飼われていてかわいいです。
高台の方まで上がってくると、街中にレンガの煙突が残っていて、なつかしい風景がなんともエモいです。
散歩道の最後のスポットは、一木橋(いちきばし)。
コンクリートの充腹式アーチ橋で、あらかじめアーチ型の橋を架けた後、下の土を取り除くという工法で作られたそう。
マップ
強い陽射しの中でしたが、約2時間やきもの散策道を歩いてきました。
愛知県に長く住んでいますが、空港以外で常滑ってなかなか来ることもなかったのですが、
今回初めて街の中を観て、想像以上に見どころ多くて、ノスタルジックで魅力的な街でしたね~。
名古屋から、30~40分程度だし、まだ他のスポットもあるので、また時間があったら来たいですね。
名鉄百貨店グルメきっぷでお食事
さて、今日一日良く歩いたので、そろそろ家に帰りますが、その前に名鉄百貨店で晩ごはん食べて帰ります。
常滑から名古屋行の特急にのると、座れないのわかっていたので、一旦中部国際空港まで来て、空港から特急に乗って名古屋へ向かいました。もちろん始発ですが、一般車の席にギリギリ座れました。汗
名鉄百貨店
名鉄百貨店は、名鉄名古屋駅直結。レストラン街は9階。
GWの夕方とあって、山本山や矢場とんなどの有名店には長蛇の列。
事前のパンフレットで、こどもと相談した結果、創業明治10年のうどん、そば、きしめん料理の「歌行燈」さんに決定。ここはまだ待ちも少なく、5分程で着席。
こどもが選んだのは、海老おろしそば御膳。通常1,980円
私は、晩酌セットで乾杯。良く歩いたので、ビールが旨い!
これだけ食べれて、このチケットを渡すだけなので、なんか得した気分。ごちそうさまでした。
そして、最後に地下のお店で、奥さんにお土産。世界の山ちゃんの手羽先。
5本入りを購入すると一本おまけで6本。これもグルメきっぷの特典です。
まとめ
とういうことで、名鉄百貨店グルメきっぷで、愛知県をぶらり旅。
豊橋の東海道と、常滑のやっきもの散歩道をぶらり旅してきました。
いや~、豊橋も常滑も意外と面白かったですよ。
豊橋は、おいしいものたくさんあるし、常滑は久しぶりに異空間って間隔を味わえました。
1日あれば、結構まわれるので、暇な休日、お得な名鉄百貨店グルメきっぷで、ぶらっとめぐる旅、なかなかいいですよ。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。それでは、また~。