神戸街めぐり1dayクーポン街歩き#2|和田岬編 清盛ゆかりの地から和田神社へ

旅ノート

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さて、海洋博物館とカワサキワールドで、海と乗り物の世界をたっぷり満喫したあとは、
名前だけは知っていたけれど行ったことのなかった「和田岬」へ行ってみることに。特に何があるかも知らなかったが、清盛ゆかりの地や和田神社など、みどころもありそうな感じ、、、

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平清盛ゆかりの地を歩く

地下鉄で中央市場前駅へ

神戸海洋博物館から、10分ぐらいで、神戸市営地下鉄みなと元町駅に到着。

そこから数駅、和田岬駅の一つ手前の駅、「中央市場前駅」で下車。

駅を出て、新川運河沿いの道をのんびり歩きながら、今回の目的地 「清盛塚」 を目指す。

大輪田泊(おおわだのとまり)と兵庫津(ひょうごのつ)

運がの橋を渡ると、さっそく「清盛くん」がお出迎え。ちょっとイメージと違う(笑)

清盛くん
清盛くん

この運河こそが神戸港の基礎となった「大輪田泊」平安時代にはここが日宋貿易の拠点として栄えていたそう。

かつての大輪田泊(新川運河)
かつての大輪田泊(新川運河)

その後、「兵庫津」と名前が代わり、室町時代には「勘合貿易」の中心地としても発展。
まさに中世日本の国際貿易港。

江戸時代には北前船の重要な拠点でもあったらしく、全国各地との交易で賑わったそう。

ちょうど今、中学生のうちの子が日本の歴史を勉強中。歴史の教科書に出てくることばかり。
実際にその舞台を一緒に歩くと、教科書の出来事がぐっと身近に感じらる。

新川運河キャナルプロムナード
キャナルプロムナードとして整備されていて、とても歩きやすい。
全然ベタつかなくてお気入りの日焼け止め

兵庫城跡

キャナルプロムナードと呼ばれる運河沿いの遊歩道を歩いていくと、「兵庫城跡」と刻まれた石碑がありました。

案内板によると、織田信長の時代に池田輝政によって築かれた城で、その後、明治期には初代兵庫県庁が置かれた場所なのだとか。

兵庫城跡(元祖兵庫県庁)
兵庫城跡(元祖兵庫県庁)

こんな静かな街並みの一角が、かつてはここが兵庫の行政と港の中心地だったと思うとなんかすごい。

兵庫津は江戸時代まで政治経済の中心地
兵庫津は江戸時代まで政治経済の中心地

大輪田橋

運河沿いを進むと、その向こうには、古いアーチ型で重厚感のある橋が架かっていました。
この橋は大正13年(1924年)に竣工したもので、その名も「大輪田橋」。

大輪田橋
大輪田橋

戦災・震災復旧モニュメント

橋の袂には、戦災震災遺構として残された折れた石の柱もあり、当時の激震を物語っている。

大輪田橋 戦災震災モニュメント
大輪田橋 戦災震災モニュメント
晴雨兼用で今回も大活躍!!

琵琶塚・清盛塚

そして、大輪田橋のすぐそばには、歴史スポットがもうひとつ。琵琶塚と清盛塚。

清盛塚石造十三重塔はかつて平清盛の墓と言われていたが、大正時代の調査の結果では墓ではなかったらしいが、弘安九年(1286年)建立と、その歴史はとても古く、当時の人々が清盛をしのんで建てた供養塔であることがわかります。

琵琶塚は、案内板によると、平清盛の甥っ子である経正(よしなさ)の墓と信じられてたそうで、
経正は琵琶の名手だったとのこと。

清盛橋

清盛塚をあとにして、次は和田神社へ向う。
今度は、兵庫運河に架かる橋「清盛橋」を渡る。
欄干に平家物語源平合戦の絵図発見!歴史の舞台となったこの地ならではの演出。

薬師出現古跡湧水

清盛橋を渡って、さらに数十メートルほど歩くと、「薬仙寺」というお寺が見えてくる。
Googleマップによると、ここにも歴史があるらしいので、ちょっと寄り道してみた。

薬師出現古跡湧水
薬師出現古跡湧水

薬仙寺の境内には、「後醍醐天皇御薬水」。
案内板によると、後醍醐天皇が隠岐へ島流しにされて、隠岐から戻る途中、兵庫の地で病にかかった際、この水を飲んだところ、たちまち治ったのだとか。すごい水だ!

まさに、数日前に息子とテスト勉強してた後醍醐天皇が登場し、息子もへ~と関心は示していた。

大輪田橋の戦災・震災モニュメント

そして、こちらにも先程見たばかりの大輪田橋の戦災・震災モニュメント。

大輪田橋では、昭和二十年の大空襲で多くの人が犠牲になり、阪神大震災でも親柱などの石材が大崩落したそう。

和田神社

薬仙寺から、まっすぐ高校の脇を通って500mぐらい歩くと、和田岬線の線路。

線路からは和田岬駅。息子によるとこの線は、朝晩しか走っていないらしい。

和田岬線
この先に和田岬駅。駅はとてもシンプル

菱垣廻船問屋奉納鳥居

最初に出迎えてくれる鳥居は、なんと江戸時代に菱垣廻船(ひがきかいせん)の問屋によって、航海の安全を祈って奉納されたものだそう。長い年月を経た今も残る、とても貴重な鳥居。

ここでも、当時の兵庫津がいかに重要な港だったのかが伝わってくる。

菱垣廻船とは、大阪と江戸を往復してい大型定期貨物船のこと。

まずはご参拝。

ここの鈴緒(すずのお)は、電子的なボタンを押すハイテクタイプ。

この神社、歴史はとても古く、調べてみると、これまた歴史の教科書に出てくる「朝鮮通信使」(江戸時代に朝鮮王朝が徳川幕府へ派遣した外交使節団)が航海の安全を祈願したり、俳人与謝蕪村や、明治には福沢諭吉が訪れたとのこと。小さな神社ですが中々の歴史スポット。

巳塚

境内の真ん中には、影向の松(ようごのまつ)白蛇が初めて姿を表した松の御神木。

私も巳年。今年は巳年ということで、今日訪れた理由の一つ。

巳塚は、和田神社の神使として古来より崇敬されてきた白蛇をお祭りしたもの。戦災語の本殿再建の際にも白蛇が姿を現したとか。

御朱印ももらって、白蛇もお参りできて、年男としてとても満足いく参拝になった。

和田岬駅前 市場食堂でランチ

お腹も空いて、ランチがやっている時間に食べなければ。ということで、駅周辺にあるいくつかのお店を事前にチェックはしていたが、お盆休みということで、予想通り開いてる店が少ない。汗

駅前の「市場食堂」さんは開いて開いてひと安心。

神戸中央市場市場食堂駅前

見るからに美味しそうなもの出してくれそうな店構え。

ビールはお得ジョッキ。街歩き中のランチで、ビール飲む幸せ。

天ぷらつきの上刺し身定食最高!ごちそうさまでした。

ノエビアスタジアム

さて、お腹も満たされたところで、後半の灘の酒蔵めぐりへ向かいます。息子とはここでお別れ。

せっかくなので、ノエビアスタジアムの外観をみながら、地下鉄「御崎公園駅」へ向かいます。

通り沿いには意外にもマンションが立ち並んでいて、一見、閑静な住宅街といった感じ。どうやら工業地帯は、もう少し海側のよう。

ノエビアスタジアム
ノエビアスタジアム住宅街の中にある感じ

こんな静かな住宅街の中に、突然スタジアム。ドームだから音漏れの心配はあまりないのか。

ちょうどイベントで、スタジアムの中が少しだけ覗けた。中は体育館のような雰囲気で、どの席からも見やすそう。

ノエビアスタジアム
ノエビアスタジアム

まとめ

ということで、神戸海洋博物館の後は、神戸の礎となった和田岬周辺を街歩きしてきました。
このエリアは歴史が深いだけあって、想像以上に見どころが多かった印象。

今回行けなかった「兵庫県立兵庫津ミュージアム 初代県庁館」「同・ひょうごはじまり館」「中央市場」「兵庫大仏」「三石の遺跡」など、気になるスポットはまだまだたくさんある。
また今度、今日回れなかった場所を中心に、もう一度ゆっくり歩いてみたいと思う。

高速長田駅から阪神電車に乗る
市営地下鉄を乗り継いで、高速長田駅から阪神電車で住吉へ向かいます~

#3灘の酒蔵巡りへ続きます~~

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