宮沢賢治のイーハトーブへ行ってきた

イーハトーブ 旅ノート

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2022年8月、東北旅も最終日。午前は花巻と午後は平泉を巡ります。

イーハトーブとは、宮沢賢治による造語で、岩手地方をモチーフにした理想郷をあらわす言葉だそうです。宮沢賢治の世界観にどっぷり浸るため、岩手県花巻市の宮沢賢治記念館へ行ってきました。

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新花巻駅から

前日は、盛岡に宿泊して、朝8時の快速列車はまゆり号で、新花巻に降り立ちました。新花巻駅構内には銀河鉄道の装飾がされており、町全体が宮沢賢治推しな感じです。もちろん、大谷さんの大活躍を伝えるコーナーも大きかったですけど。

駅から宮沢賢治記念館へは、約2キロでかなり登りますので、夏の暑い季節、迷わずタクシーで記念館前まで連れて行ってもらいました。バスもあるようですが、本数が少なめなので、事前に調べておく必要がありますね。

宮沢賢治記念館

宮沢賢治記念館

宮沢賢治といえば、思い浮かぶのは「銀河鉄道の夜」や童謡の「やまなし」「注文の多い料理店」は有名ですよね。銀河鉄道の夜は、子供の頃、アニメ映画を見て、涙した記憶がありますし、やまなしは、息子が小さいころによく読んであげた童謡でした。


宮沢賢治は、詩や童話だけでなく、教育、農業、科学といった多彩な活動をしてきた人でした。
記念館では、科学・芸術・宇宙・農業・宗教の5つのテーマで、愛用品、原稿などゆかりの品の展示されていて、宮沢賢治の世界観にしっかりと触れることができましたよ。

売店では、宮沢賢治の作品や、宮沢賢治にまつわる本等が多数売られていました。宮沢賢治という人についてもっと知りたいと思い、店員さんから教えてもらった、「図説宮沢賢治」を買って帰りました。
この本は宮沢賢治の生涯について結構詳しく書いてあるので、宮沢賢治という「人」を知りたい人にはとてもおすすめです。

宮沢賢治イーハトーブ館

記念館から下って行くと、イーハトーブ館があります。こちらは、入館無料で宮沢賢治に関する研究論文や資料がたくさんあり、様々な企画展示がされているようです。中には売店と、カフェもあって、宮沢賢治ファンにはたまらない場所ですね。

宮沢賢治童話村

一番下まで降りてくると、道路を挟んで反対側に、宮沢賢治童話村があります。まだ少し時間の余裕があったので、童話村も見てきました。

園内は、広々としていて、真ん中の広場には、ガラスを用いたミラーボールの様なオブジェがたくさん設置されていて、夜はライトアップされるそうですが、昼間は太陽光を反射して、それはそれでとてもきれいでした。

童話村を全部回ることはできませんでしたが、賢治の学校では、「ファンタジックホール」「宇宙」「天空」「大地」「水」の5つのゾーンに分かれていて、ファンタジックホールはアーティスティックな空間で、宇宙では、大きな鏡張の万華鏡の中を進む感じや、昆虫や自然の世界を現した部屋等、賢治の世界観を凝縮したような施設でとても面白かったですよ。

花巻駅へ

焼肉冷麺やまなか家

童話館を出て、次の目的地への時間も迫ってきたので、盛岡冷麺を食べに、花巻駅方面へ向かいます。
盛岡冷麺のお店が、少し駅から外れていたので、タクシーを使いました。タクシーの運転手さんもおすすめだという、「焼肉冷麺やまなか家」で念願の盛岡冷麺も堪能できました。

花巻駅へは、2キロ程歩いて向かいました。駅前に、花巻電鉄花巻駅跡地の看板があって、大正から昭和まで列車が走っていたそうです。宮沢賢治も乗ったんでしょうね~。

次は、ここから、東北本線を乗り継いで、世界遺産平泉へ向かいます

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