前回、ポンプの電源をソーラーから、AC100V電源に変更し24時間稼働に強化したしたエアレーションとポンプでしたが、6月に入って特に気になってきたのが、水温上昇。
毎日、仕事から帰ってくると、温度計は29度と30度直前のことも。このままでは、梅雨明けしたらもう限界かも。
今回は、50 L生け簀を猛暑に耐えられるように、冷却機能をアップデート。
生け簀の環境
メダカビオトープの環境
もともと我が家のビオトープは玄関脇の軒下に設置し、午前以外は多くが日陰となる環境。
そのうえ、夏になるとホテイアオイがびっしりと水面を覆い、自然の遮光と断熱効果を発揮。おかげで真夏でも水温が極端に上がることなく、日中のソーラーポンプだけでメダカやヌマエビが夏場でも問題なく生息できる状態が続いている。


ウナギの生け簀の環境
一方、今年から始めたウナギの生け簀は事情が異なる。直射日光の当たる炎天下に設置されており、ウナギには蓋が必須。そのため、ホテイアオイのような水面を覆う浮草は使用できない。
木製の蓋があることで幾分かは温度上昇を抑えてくれていますが、炎天下ではその効果も限界に達します。

冷却装置をウナギの生け簀に設置
ということで、ウナギの生け簀の暑さ対策で考えたのが、これまたAmazonで去年、金魚の水槽用に買った冷却ファン。
この金魚用に買った冷却ファンは2個連動型のファンで、買ってすぐに片方が動かなくなるという、いかにもC国製らしい。でも、直ぐにもう一つ新品を送ってくれたので、まぁ親切なのでOK。
その壊れた方の動くファンを利用してウナギ専用の冷却ファンに改造した。
この冷却ファンは、USB給電なので、最初ポンプ用に設置したソーラパネルの電源を利用。
こうすることで、日が照る時間帯だけに、冷却ファンが回る仕組み。ちょうどいい。
冷却用USBファンを改造
まず、幸いにも、電源に近い方のUSBファンは生きていたので、動かなくなったファンのケーブルを切断して、一つの状態に。
もともと屋外用ではないため、防水対策としてその辺にあったプラスチック製の板をカバーとして流用。とりあえず、簡易的な雨よけとして機能。
ファンの設置は、以前生け簀の蓋に作った窓(ネット)の上に置くだけ。


給電はソーラーパネルからのUSB電源にそのまま接続。日光がある間だけファンが回る構造になり、うまいこと暑くなる昼間だけ、ファンが回る仕組みになった。

冷却ファン設置の効果
6月下旬に冷却ファンをウナギの生け簀に設置してから約1ヶ月経過。
7月に入って連日猛暑日が続いたものの、水温は最大でも27℃ほどにとどまり、毎日仕事から帰って来る頃には、25℃前後まで下がっている状態。
日中と夜間で3℃以上の温度差があることで、冷却ファンの効果が明確にありそう。
その代わり水の蒸発量がすごいので、1日おきに、水を足せばよいという感じ。

まとめ
ということで、真夏の水温上昇対策は、なんとか、アマゾンの冷却ファンで乗り切れそう。
前回の24時間エアレーション導入と、上からのファンによる送風によって、蒸散効果が得られて思った以上にかなり水温上昇が抑えられている感じ。
暑い日の午前中でも25度ぐらいなので、茹だって死ぬことはなさそうだ。
次回は、ウナギ達のご飯事情について、書きたいと思います。それでは~