こんにちは~。2024年は新年早々に、北陸地方で大きな地震。こんな災害がお正月を襲ったのは記憶にありません。亡くなられた方々、ご遺族の方々へ心からお悔やみ申し上げます。
さて、正月休みに青春18切符で、子供と広島県尾道へ行ってきました。
尾道とは
尾道市は、広島県の瀬戸内沿岸の都市。新幹線で言うと、福山と三原の間に位置します。
瀬戸大橋の一つ、しまなみ海道の起点であり、最近ではサイクリングの拠点としても有名。
尾道の歴史は古く、中世から交通の要所で、神社仏閣が多く、山と海に挟まれた小さな土地に市街地が発展したため、坂のまちとしてとても有名ですね。
いったいどんな街なのか、以前から興味ある街だったので、今回実際に見てみることにしました。
奈良から尾道まで
今回の旅は、青春18切符で移動。岡山の東横INNに宿泊する一泊二日の鉄旅。
奈良県にある嫁さんの実家からスタート。朝7時JR王寺駅から大和路快速でJR大阪駅まで乗車。
大阪駅で、朝ごはんに駅そば食べるつもりで、大阪駅に着いたけど、新年は3日から営業とのことで休業中。それなら、姫路のえきそばを食べるか!と、そのまま姫路行き新快速に乗車して、ビューンと姫路まで直行。
姫路えきそば
姫路には、9時前に到着。さっそくホーム中央の急行列車ふうのえきそばへ。
天ぷらえきそば一杯450円。子供は学割を使って360円。学割があるのも驚き。
えきそばといっても、麺が中華麺で、出汁は和だしという他にはないスタイルのそば。
とてもあっさりとして、旨いんですよね。寒い冬の朝には、体も温まって最高。
姫路からは、相生駅と岡山駅で乗り換えて、約2時間半。尾道駅には12時半ごろ到着。
尾道観光
尾道観光開始。
まずは、お昼ご飯に尾道ラーメン目指して、尾道本通り商店街へ向かいます。
駅の近くには、3軒ほど有名な尾道ラーメン屋さんがあるのですが、開いている店はどこも行列。
近場に二階井戸と呼ばれる変わった井戸があるということで、先に見に行ってみることにしました。
二階井戸
商店街から、山側に抜けると、国道と山陽本線の踏切を超えるとすぐに階段が現れます。これぞ尾道という景色の中、階段を登っていくと、右手に井戸が現れました。
さすがに現在は使われていませんが、今でも使えそうな感じで残っているのがいいですね。
坂道や階段の多い尾道で、上の人も、下の人も同じ井戸を使えるようにした生活の知恵ですね。
二階井戸から、もう少し上ると持光寺というお寺があり、尾道ではこの高さにお寺や神社がずっと続いてたくさんあります。古寺巡りコースという観光コースもあるので、今度訪れたら、行ってみたいですね。
この辺りは、どの路地をみても、尾道らしい風情ある風景が広がっていて、とても新鮮。
尾道ラーメン くいしん坊 千両
二階井戸から戻ってきても、お店は行列でした。さすが尾道ラーメン。
行列にならんで、1時間後、ようやく尾道ラーメンにありつけました。
食券を買う時に、気さくな店員のおじさんが、チャーハンがおいしいとひそひそと告げ口?(笑)をしてくるので、思わずチャーハンも注文しちゃいました。
ラーメンもチャーハンも、待った甲斐ありで、とても旨かった~。豚の背油ののったスープが意外とあっさりでスープも完食。チャーハンも美味しかった。
尾道水道を見ながら海沿いを散歩
お腹いっぱいになったところで、今度は商店街から細い路地を海側に抜けると、目の前は尾道水道。小さめの船がたくさんいて、瀬戸内の街だと実感します。
海沿いは、おのみち海辺の美術館と称され、堤防には絵画が飾られた遊歩道が整備されているので、海を眺めながら、安心してのんびり散歩ができます。
向島行き渡船
ちょうど尾道水道の反対側の向島から渡し舟がやって来ました。こちらは地元の重要な交通機関。片道100円で渡れるそうです。小さなフェリーだけど、中から結構な数の車が出てくるんですよね。
数分ですべての車が降りると、今度は郵便屋さんのバイクが2台乗り込んでいくところでした。
尾道の日常がみれて良かった。
手づくり アイスクリーム からさわ
住吉神社
次は海沿いにある住吉神社。港の守護神で、小さな神社ですがなかなか立派です。
境内には、力石という石が並んでいます。江戸時代には、この石を落ち上げて力比べをしたらしい。石には、持ち上げた者の名前が刻まれているんですが、めっちゃ重いです。ちょっと無理です。
尾道市役所
住吉神社から、更に東へ数分行くと、豪華客船の様な建物が見えてきます。
こちらは尾道市役所。最上階は、展望デッキになっていて、無料で入ることができます。
尾道水道の目の前にあるので、眺望は抜群。
千光寺山ロープウェイ
市役所から、徒歩10分程で、千光寺ロープウェイのりばに到着。
たくさんの人が列を作っていました。
片道切符を購入して、帰りは歩いて降りてくることにしました。
ロープウェイからの眺めは、尾道の街が箱庭の様に見えて絶景。
千光寺
展望台PEAK
ロープウェイを降りると、すぐにピークと呼ばれる展望台があります。
地形が変化に富んでいて、狭い土地に街が広がっているのが、なかなかいい。
展望台は、細長いシンプルなデザインで、人が多くても、景色を楽しみやすい構造。
文学のこみち
展望台を降りて、文学のみちを、千光寺に向かって下って行きます。
文学のこみちには、尾道にゆかりのある有名な詩人たちの作品が刻まれた石がたちならんでいます。
小路には、奇岩もあちこちにあって、ちょっとした登山気分。
文学のこみちを10分程下って行くと、千光寺に到着。
ここでは、文字が浮き出るという変わったお線香があったので、あげさせてもらいました。
鐘楼(しょうろう)
時の鐘として有名な鐘楼。除夜の鐘としても有名だそうですよ。
鐘楼の前で御朱印を頂くことができました。2024年初の御朱印は、千光寺でした。
三十三観音堂 カチカチ数珠
本堂にお参りをしたかったのですが、初詣の人で大行列。時間があまりなかったので、本堂はまたの機会にして、三十三観音堂をお参り。
お堂の前には、カチカチ数珠というのがぶら下がっていて、ゆっくりと数珠を引くと、カチカチといいと音がなります。この一つ一つのカチカチが、煩悩を消し去ってくれるそうです。
千光寺を後にして、尾道の街並みを眺めながら、のんびりと坂を下って行きます。
尾道の街は、どこを見ても、懐かしい感じがして風情があります。
尾道商業会議所記念館
商店街を通って、駅に向う途中、尾道商業会議所記念館と呼ばれる資料館があったので立ち寄ってみました。
1階には、写真パネルで、おのみちの歴史を学べます。こちらの建物は、明治25年に建てられ、日本遺産にも指定されているそう。
受付にカードがある!と思って尋ねたら、歴まちカードが配布されていたので頂きました。
まとめ
ということで、12時30分頃に尾道駅について、約5時間、徒歩圏内を半日市内観光をしてきました。
尾道水道を中心に狭い範囲に市街地、観光地が集中しているので、徒歩でも十分楽しめました。
街のどこをみても、風情があって、日本の原風景を見ているみたいで、いい街でした。
今回巡った場所以外にも、古寺巡りコースや、向島、因島など、他にも見どころがたくさんあるので、また訪れてみたいですね。
今日の宿泊地は岡山の東横INN。尾道からは約1時間で岡山に到着。この辺の電車は、全部黄色い電車なのですが、これは瀬戸内のカラーっ言うらしいです。レモンとかオリーブをイメージした色なのでしょうかね~
翌日は、岡山城と高松城を巡って帰ります~。それでは~