前回は、生け簀(プランター)を覆う木製ボックスを作成した。
早速覆いたいところだが、ウナギの場合は、生け簀に隙間なく蓋をしなければならない。
現在の蓋は、春にホームセンターで購入したすのこを切ってDIYしたもの。
しかし、このままでは蓋が干渉して、ボックスが収まらない。
ウナギ水槽の蓋
ということで、まずは蓋の改造からおこなう。
これまでは水槽全体をすのこの蓋で覆っていたが、今回は縁だけを「ウナギ返し」のように囲い、中央部分はオープンにする。さらに、中央部分には透明な素材で蓋を作り、なるべく日中は太陽光で温め、夜間は熱を逃さない構造にしようと思う。
水槽の蓋大改造
まずは、すのこの蓋を解体する!
マイナスドライバーとトンカチで隙間を広げながら、テコの原理で丁寧にバラしていく。
残った釘もペンチで抜き取り、板と角材をきれいに分解できた。

再構築
長い板2枚と短い板2枚を組み合わせて四角い枠を作る。
まずは、おなじみレシプロソーで、板を新しい蓋のサイズにカットして、長い板2枚、短い板2枚を切り出す。

板同士は角材でジョイントするのだが、角材が水槽の内寸に合っていないと、蓋がきれいに収まらなくなってしまう。
角材もサイズを計算しながらカットし、内側に当ててビスで固定していく。

短い板に角材をはみ出すようにビス止めし、そのはみ出した角材に長い板をビス止めする方法で組んでみた。
しかし!水槽にうまくハマらない。やってみないとわからないものだ。
何度も外してはカットして試し、またダメで…を繰り返し、なんとか水槽に収まるようになった。

プランターの側面が斜めになっているから難しいんだよな。。。
ようやくハマった。ろ過器も縦置きにして、ちょうどいい感じで収まる。

さて、今度はようやく前回作った木製ボックスを被せるのだが、今度はボックスの角材が干渉して、うまくハマらない(笑)
もう一度角材外して、板を短くしてっていう気力がなかったので、隅を2箇所斜めにカット。
これでようやく水槽にハマり、ボックスにも干渉しなくなった。

早速設置してみる。なかなかいいじゃん!!
このままだと真ん中から、ウナギが予想もつかない方法で逃げる可能性があるので、透明な蓋を作れば完成だ。

光は通すが、ウナギを通さない蓋
次は中央部分に透明な蓋の設置。透明なアクリル板は意外と高価なので、ここは100均アイテムの出番。用意したのはダイソーのワイヤーネット。
以前、メダカのビオトープでは、このワイヤーネットをビニール袋に入れて防寒対策をしていたが、今回はビニール袋ではなく、アクリルのハードカードケースを使ってみることにした。
A3サイズのアクリルケースがちょうどいい大きさだったので、これをカッターでカットし、ワイヤーネットに固定する。

ワイヤーネットの大きさにカットしたら、数か所にピンバイスで固定用の穴をあける。

最後に、ステンレス製の針金(これも100均)で固定して完成。

蓋完成
なかなかいい感じだ。これなら、さすがのウナギも逃げられないだろう。
しかも光が入るようになって水温も上がるし、シラハエ(オイカワ)が飛び跳ねて出てしまうこともなさそうだ。

暖かい場所へ引っ越し
ようやく生け簀の大改装が完了した。

現在の位置は夏バージョン用で、壁際のなるべく日陰になる場所に置いていたが、冬場は逆に、太陽の光がたっぷり当たる暖かい場所に引っ越してみた。
これで、冬支度もひとまず完成した。
いや~、ウナギは脱走の達人なので、蓋をつくるのが一番大変だった。

まとめ
今回のウナギ生け簀大改装では、まず木製ボックスを作って、生け簀をすっぽり覆えるようにしました。
まぁボックスの作成は、2回目だし、ホムセンである程度木材はカットしてくれるので、塗装だけがやや大変だが、それ以外はスムーズにできた。
続いて手こずったのが、水槽の蓋の再作成。縁だけを「ウナギ返し」のように囲む板枠を作るのに、なかなか悪銭苦闘した。調整しては実際はめてみるとハマらないの連続でちょっと大変だった。中央部分は透明な蓋にして日光を取り込めるようにしました。これで温室効果で水温も保てるし、水槽のウナギや魚も脱走できないはず。
さらに、生け簀を日向に引っ越し。これで冬場もポカポカ安心。木製ボックスも蓋も設置完了し、冬支度はひとまず完成!!
またアップデートしたら、その様子も公開していきたいと思います~。それでは~


