目黒観光3選。目黒不動尊、寄生虫博物館、雅叙園百段階段を巡ってきた。

旅ノート

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今年のお盆休みは、山梨県の、東横INN 富士山大月に宿泊中。大月から電車で、少しマイナーな東京観光へ行ってきました。

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のんびりホリデーSuicaパスで東京へ

宿泊地の大月から、JRの首都圏エリアのフリーパス、「のんびりホリデーSuicaパス」を利用。

ちょうど大月駅が、中央線の端に当たるので、東京周辺を観光するならとても便利。

料金は、大人2,670円 小人1,330円(モバイルSuicaは小人設定無し)

目黒不動尊

目黒駅から

目黒駅のスタバでアイスコーヒーを補給して、いざ目黒不動尊を目指します。まだ9時前なのに、灼熱の大都会。

目黒不動尊までは、駅から行人坂と呼ばれる坂を下り、目黒川を渡って、約15分弱。

目黒不動

目黒不動尊 仁王門
目黒不動尊 仁王門

目黒不動尊(めぐろふどうそん)は、東京都目黒区にある天台宗のお寺で、正式には「瀧泉寺(りゅうせんじ)」。

目黒不動尊は、江戸時代から「江戸五色不動(ごしきふどう)」の一つとして知られ、「五色不動」とは、江戸を守護する五つの不動明王像を指し、他には目白、目赤、目黄、目青の不動尊があるらしい。

目黒や目白の地名はここから来ていたんですね。

目黒不動尊は、平安時代に慈覚大師(円仁)によって創建されたと伝えられており、不動明王を本尊としています。この不動明王像は、火災から寺を守ったとされるため、特に「火伏せの不動」として信仰されているそう。

水かけ不動明王

入口の仁王門をくぐると左手に独鈷の滝(とっこのたき)があります。こちらの滝の水は「龍御神水」と呼ばれ「開山以来、千百有余年涸れずに流れる霊水とされているそうです。

正面に見える崖の龍の口から、湧水として流れで出ているのが滝です。この清水はずっと枯れること無く流れているそうです。

この風景、江戸時代の浮世絵で見た風景そのものなので、ちょっと感動。

独鈷の滝
独鈷の滝

この池の脇に、水かけ不動明王像がいます。

暑い中、大変ですね。お水をいっぱいかけさせていただきました。

水をかけると、自分の身代わりとなって瀧泉に打たれてくれるそうです。

水かけ不動明王像
水かけ不動明王像
本堂
本堂

階段を登ると本堂。本堂の脇に、浮世絵があったので撮っておきました。よく見てみると今とほとんど変わっていない。江戸時代には江戸からの観光客ですごく賑わっていたらしく、行楽地として賑わった様子が浮世絵からも伺えますね。

当時の浮世絵

本堂の裏には、大日如来様が鎮座しておられました。

大日如来
大日如来
御朱印

御朱印は、仁王門右手にある寺務所で頂きました。

目黒寄生虫館

目黒不動尊をお参りした後は、徒歩で目黒寄生虫館へ向かいます。

ロイヤルホストに避難

目黒不動尊から、10分ほどで到着しましたが、寄生虫館は午前10時オープンで少し早く着きすぎ。

で、暑くてじっと待っていられなかったので、道路を挟んで向かえ側にあったロイヤルホストへ避難。

モーニングセットを注文。これが美味しかった。ホテルの朝食って感じで満足。

ロイヤルホストの朝食

お腹も満たされて、今度こそ寄生虫館へ向かいます。

目黒寄生虫館

昔から機会があれば来てみたかった施設。やっとこれて感動。

意外にも、普通のビルという感じ。中に入ると、すでに多くの人がいてびっくりしました。みんな寄生虫に興味があるんですね。笑

寄生虫館は医師かつ医学博士の亀谷了さんが私財を投じて1953年に創設した博物館で、日本唯一の寄生虫学専門の博物館で現事務長は創設者の孫にあたるとのこと。会館以来ずっと無料だそうです。

目黒寄生虫館

展示室は1階と2階の2フロア。想像よりも、だいぶこじんまりとした小さな博物館という感じ。

1F寄生虫の多様性

狭いフロアの中には、奇妙な寄生虫達の標本がずらりと並んでいる。

寄生虫には悪いですが、やっぱり見ていて奇妙で、なんかゾクゾクしてくる。細長い回虫類と、甲殻類みたいな寄生虫が多い印象。

カギヅメピンノという寄生虫は、私が子どもの頃、海水浴のムラサキイガイを割ったら、中から出てきた気持ち悪いカニ。当時の恐怖が蘇る。

クジラジラミも、なんだかエイリアンの赤ちゃんの様。

2F人体に関わる寄生虫

2階に上がって、目を引いたのは、サナダムシ。正式名称「日本海裂頭条虫」。

これは実際に40代の男性が、排便中に出てきたらしく、その後駆虫薬を飲んでもらい、ほぼ完全な形で取り出せたらしい。

全長は8.8m。横に同じ長さの紐「サナダ紐」が設置されているが、その長さに驚く。

こんなのが、体の中で成長するなんて、、、サナダムシは何の為に生きているのだろう。

サナダムシ

これは、ちょっと想像絶する。バンフロフト糸状虫の寄生によって、陰嚢水腫になった写真。浮世絵でも見たことありますね。

陰嚢水腫

これは、懐かしい。こどもに聞いたら、今では、ぎょう虫検査って無くなったらしい。青いやつよく覚えてます。

ぎょう虫検査

とうことで、念願の寄生虫館を満喫できました。2階にはミュージアムショップもありましたよ。

雅叙園 百段階段

寄生虫を満喫したところで、今回のメイン、ホテル雅叙園東京の中にある、「百段階段」へ向かいます。

陽射しが痛いほど暑い。。。寄生虫館から、10分ほど歩いて、行きにも通った行人坂を登りきったところにホテル雅叙園東京があります。

ホテル雅叙園東京

なんか、立派すぎて、我ら庶民が入っていいものか、ちょっと躊躇してしまうほど豪華な建物。

ホテル雅叙園東京

ホテル雅叙園東京(がじょえん )は、高級ホテルで、とても歴史と伝統を誇る場所。もともと1928年に創業され、「目黒雅叙園」という名称で、結婚式場や料亭として知られていました。

雅叙園は、豪華な装飾や日本の伝統美を取り入れた建築や内装が特徴で、「昭和の竜宮城」とも呼ばれてえいたそう。

百段階段

そして、今回観るのは、ホテル内にある「百段階段」。

東京都の有形文化財に指定されており、美しい日本画や豪華な装飾が施された7つの部屋が、階段状に並ぶ珍しい回廊で、是非とも見てみたいと思っていました。

今回は、企画展「和のあかり✕百段階段2024」が開催中で、入場料は、大人1,600円 小中学生800円でした。

早速、エレベータから豪華過ぎる。

エレベータを降りると、企画展が始まります。

まずは豪華で華麗な装飾品、百段階段の資料等が展示された廊下を通って、靴を脱ぎます。

そして、いよいよ、百段階段。

階段は、天井に日本画や両側の壁にも装飾が施されている。映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルともなったそうで、そんな雰囲気も感じられる。

十畝の間

荒木十畝による四季の花鳥画が描かれている部屋。黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋です。

十畝の間

美しい月が眺められる幻想的な世界の演出。

漁樵の間

この部屋は、彫刻の部屋で、床柱、欄間、天井が、彫刻で装飾された部屋。
床柱は、中国の漁樵問答の一場面をが施されて、この部屋の名前にもなっている。
この部屋が一番美しかった。

漁樵の間

草丘の間

静水の間

階段側に、金魚の提灯。そして、最後の99段目の階段。

100段目はないのはなぜ??
一言でいうと、縁起担ぎで、99段だそう。
1.「奇数は陽数、縁起の良い数だから」説
昔から奇数は、縁起の良い数とされています。縁起の良い奇数のなかで、これ以上ない大きな数字を2つ重ねて99段となった説
2.「未完の美学、完璧な数字より発展性のある数字に」説
完璧な状態は長く続かないという考えから、100という整った数字から、あえて1つ数字を引いて、まだ良くなる余地を残し99段にした説

最後の99段目

星光の間

清方の間

清方の間

頂上の間

頂上の間

芸術家さん達の作品が部屋に映えて、とても幻想的で美しかったですが、柱や天井、壁、建物自体が竜宮城を思わせる綺羅びやかで、訪れる者を非日常の空間へと誘うような魅力を感じました。

ホテル雅叙園のロビー

百段階段もまぁ凄かったですが、戻ってきたエントランスホールもまるで美術館。

庭の日本庭園、庭園に面した廊下まで、ちょっと豪華過ぎ。いつかこんなところに泊まってみたい。

エントランスホール

見学が終わった後、目黒駅へのバスが30分に一本出ているそうで、ちょうど乗ることができました。暑すぎるので、ちょっとした距離でも助かりました~。

まとめ

とうことで、JR目黒駅周辺のスポット、目黒不動尊、寄生虫館、雅叙園の百段階段を、約3時間半で回って来ました。とても暑くて、真夏に歩くのは少々つらいですが、結構見どころが多くて、面白かったです。

東京都心エリアにもまだまだ、見どころたくさんありますね。

今回のルートはこちら↓

それでは、さよなら~

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