愛知岡崎を街ブラ、味噌の香りとレトロ建築に癒される平日旅(1)

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ある平日の午後。特別展を見に豊田市の博物館を見学したあと、ランチを済ませて午後2時過ぎ、名鉄のフリーきっぷを購入していたので、せっかくなので三河方面に少し足をのばしてみることにした。

電車の中でどこへ行こうか考えた結果、愛知県民ながら岡崎をじっくりと見たことがなかったので、今回は岡崎市へ向かった。

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岡崎市内観光へ向かう

豊田から向かう電車の中で、味噌蔵の「カクキュウ」さんの工場見学へ行こうと思っていたが、ホームページによると、工場見学は毎時00分スタートとのこと。

到着予定は午後3時を少し過ぎるタイミングだったため、間に合わないし、時間ももったいないということで、先に「岡崎信用金庫資料館(旧岡崎銀行本店)」を見学してから、歩いてカクキュウさんへ向かうルートにすることにした。

名鉄東岡崎駅

そんなわけで、カクキュウさんの最寄り駅「岡崎公園前」を過ぎて、名鉄「東岡崎駅」に降り立ちました。時間は午後3時過ぎ。日差しが暑いし、やけどしそう。

名鉄東岡崎駅前
名鉄東岡崎駅前

駅は何やら大きな工事中。あちこちで工事の音を響かせている脇を通って、新しいペデストリアンデッキを歩いて行くと、大きな家康くんの像が。岡崎は徳川家康の生誕地、大河ドラマでも盛り上がっていましたね。最近では、東海オンエアもよく耳にするけど、わたしはほとんど知らない。

岡崎の徳川家康公
岡崎の徳川家康公

街を歩いていると、岡崎は意外と都会的な印象。街の真ん中に乙川という川が流れていて、両岸も綺麗に整備されていて景観も良好。なかなか住みやすそうなイメージ。

乙川
乙川
乙川
乙川

岡崎信用金庫資料館(旧岡崎銀行本店)

さて、乙川のほとりに出て、橋を渡って国道一号線方面へ。
でも、とにかく暑い!日差しがえげつない。

「これはもう、日傘いるわ…」
男だろうが関係ない。これからの時代、男でも日傘は必須アイテム。たぶん日傘があるだけで、だいぶ違うのだろう。今さらながら痛感。帰ったらすぐアマゾン検索だわ。

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橋を渡っても、道はとても綺麗で、歩道も広くて歩きやすい。
ところどころにベンチもあって、空間が広くて歩いていて、暑くなければとても気持ちがいいのだろう。GoogleMapによるとこの道は「天下の道」というらしい。

天下の道
天下の道

岡崎信用金庫資料館(旧岡崎銀行本店)に到着

駅から10分ほど歩いて、岡崎信用金庫資料館に到着。

岡崎信用金庫資料館(旧岡崎銀行本店)

どっしりとした石造りの外観に、石とレンガのフォルムがかっこいい。

登録有形文化財
登録有形文化財

早速中にはいると、冷房がしっかり効いていて、まさにオアシスのような涼しさ。

建築家・鈴木禎次(すずきていじ)

今日は平日。
館内に私ひとり。受付にはスタッフのおじさんが一人いて、すぐにゆっくり涼んでいってくださいと声をかけてくれました。このゆるやかな空気感が、なんとも心地いい。

1階では、ちょうどこの建物の設計者である建築家・鈴木禎次(すずきていじ)さんのパネル展示が開催中。鈴木禎次についても、気さくに説明してくれて、これがまたなかなか興味深く面白かった。

たとえば
・鈴木禎次さんは夏目漱石の親戚にあたること
東京駅を設計した辰野金吾の弟子であること
・私もよく知っている名古屋市内にある数々の建築も、彼の手によるものが多いことなど

旧岡崎銀行本店

さて、この旧岡崎銀行本店は、大正6年(1917年)に建てられた歴史ある建物です。
当時の岡崎を代表する銀行の本店として誕生し、のちに東海銀行へと合併されたそう。

ところが、戦時中の空襲で内部は丸焼けに。建物は、外壁だけを残して焼失してしまったそうです。
その頑丈な石造りの構造が残ったおかげで、戦後には岡崎商工会議所が再建。
さらに時代を経て、今は岡崎信用金庫の所有になっているそう。

焼けてもここまで復活できたのは、この重厚な造りがあってこそですね。

資料館の耐震化工事

そして、1階のフロアには、耐震化工事の構造が見えるように窓が設けられていました。これもスタッフのおじさんに説明してもらって、とても面白かったです。

この工事にはかなりの費用がかかっているそうです。そりゃそうですよね。ジャッキで建物全体を支えて柱を切断し、そこに耐震ゴムなどを入れて、再び元通りに戻すという。。。想像するだけで大がかりです。

名古屋のテレビ塔でも似たような工事が行われていましたが、こうして重要な建物を残してくれるのは本当にありがたいことですね。

ちなみに、あの耐震ゴムは「揺れを抑えるため」のものではなく、揺れたあとに元の位置に戻すためのゴムなのだそうです。知らんかった!

2階は資料館

2階へ上がると、まず日本の古銭や紙幣が数多く展示され、日本の貨幣の歴史の変遷がよく分かる。

紙幣展示

さらに世界各国の貨幣まで、たくさんの展示が並んでいました。海外の紙幣は、色使いやデザインがとてもきれいでアーティスティック。

紙幣展示

お札が破れたらどうする?

こんなパネルもありました。確かに、お札あんまり破ったこと無いから気にしたことなかったけど、これも勉強になった。

お札の面積の3分の2以上が残っていれば、銀行で全額交換してもらえるとか、逆に半分以下だと価値がなくなるとか…。なるほど、これは知っておいて損はない知識。

お札が破れたらどうする?

八丁味噌の角久さんへ向かう

と、意外と展示が面白くて、もっとゆっくり見ていたかったのですが――
このあと控えているカクキュウさんの工場見学、開始時刻の16時まであと20分弱

名残惜しさを感じつつ出口に向かうと、スタッフのおじさんに
「この道をまっすぐ行けば、すぐ1号線に出るよ」
と、とてもわかりやすく道順を教えてくれました。

最初から最後まで、本当に親切にしてくださって、ありがたかったです。

岡崎市内

さて、再び外に出ると、相変わらずの強い日差しと湿気で蒸し蒸しの中、少し急ぎ足で次の目的地へと向かいます。

岡崎城の横をスルー。まだ岡崎城の中には入ったことは無いけど、今日は関係ない。
いや〜、これはやばい。間に合わないかも……。

岡崎城前の国道1号

時計を見ながら焦りつつ、どうにかこうにか角久さんに到着したのは、16時2分ごろ。
ギリギリ滑り込みで工場見学に参加させてもらえました!あ~よかった。(汗)

カクキュウ到着

▶︎次回: 愛知岡崎を街ブラ、味噌の香りとレトロ建築に癒される平日旅(2)

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