前回の柏散策から一気に上野を経由し、東海道本線に乗り換えて小田原へ。「のんびりホリデーSuicaパス」で行ける最西端の地に、一気に移動しました。午後は、初めての小田原を電動レンタサイクルでゆったりと散策。歴史と海の街を満喫したあとは、こだま号に乗って名古屋へ帰ります。
小田原に到着
常磐線の取手駅から、途中で乗り換えながら、東海道線でひたすら西を目指し、ようやく小田原についた。

14時20分、小田原に到着。
駅のコンコースは人であふれていて大にぎわい。さすがは箱根の玄関口、小田原!

電車の中で、色々と下調べをしていたところ、小田原にはマンホールカードがたくさんあるよう。
まずは「ラスカ小田原インフォメーション」でもらえるマンホールカードをゲット!
小田原駅の切符と、特急の絵が入っている。

さて、電動アシスト自転車のレンタサイクルをやっているホテルへ向かう。これは電車の中でリサーチ済み。
駅前は観光地らしくお土産屋さんもたくさん並んでいて、歩いているだけでテンションが上がってくる!

電動アシスト自転車をレンタサイクル
駅から10分も歩かないうちに「THE VIEW 小田原 城の見えるホテル」に到着。レンタサイクルの看板も出ていたのですぐに分かりました。
レンタサイクルで電動アシスト自転車を借りるのは初めて。
料金は1,000円で、18時までに返却すればOK。これで一気に行動範囲が広がる!
短い時間だけど、小田原の街を満喫できそうだ。



小田原城
自転車を借りて、まずは小田原城を目指す—といっても、こぐ間もなく「小田原市観光交流センター」に到着。ここに自転車を停めて、歩いて小田原城へ向かう。

お堀の水と石垣、白い城壁に櫓。まさに江戸時代の風景。住吉橋という橋を渡って、いざ城内へ。

銅門の仕切門をくぐると、ぐるりと囲まれた枡形のスペースに出た。まさに防御のための構造。
さらに二の丸を抜けて、本丸へ。いよいよ小田原城に到着。想像していた以上に立派で、風格ある名城だ。

小田原城天守閣
15分ほど並んで、いよいよ天守内部へ。城内は立派な資料館になっていて、小田原城や戦国時代に関する展示がとても充実していた。
気になったのは、小田原の名物「ういらう」と書かれていた印籠。「ういらう」とは、何だのだろう。名古屋のういろうと関係があるのか?この疑問は、後の散策で明らかになりました。


小田原城再建の歴史もパネルで紹介されていました。関東大震災では相当な被害があったそう。


さて、天守最上階からは小田原の街並みが一望できた。相模湾や小田原駅、さらには三浦半島まで見渡せる。残念ながら、ここから富士山を見ることはできないらしい。



さて、天守閣のお土産屋さんに御城印があったので、買っちゃいました。
そして、先ほど自転車を停めた「小田原市観光交流センター」で新たにゲットした2枚のマンホールカードも、天守閣といっしょに記念撮影。


小田原の「ういらう」とは
さて、次は自転車に乗って、海の方へ向かいます。観光マップを見ると、色々と見どころはありそう。
で、国道1号線に出ると、突然街の中になにやらすごい天守閣の様な建物が出現。気になって見ると、「ういらう」ののぼりがたくさん出ている!さっき小田原城でちょっと気になったあの「ういらう」。今でもあるのだと立ち寄ってみることにした。

ういろう本店
とうことで、店内に入ると、「ういらう」の正体は、「ういろう」でした。(笑)
店員さんに、名古屋の「ういろう」と同じものなのか尋ねてみたところ、「実は名古屋のういろうよりもこちら小田原の方が歴史は古いんですよ」とのこと。なんと、ここ小田原の「ういろう」が元祖なのだとか!
もともと薬屋だった外郎(ういろう)家が作った薬とお菓子が「ういろう」の始まりで、その名がそのまま商品名になったそう。
名古屋人としては、ちょっとした衝撃(笑)。まさか、ういろうのルーツが小田原にあったとは、新たな発見でした。
ちなみに、ちゃんと薬屋さんでもあり、薬のういろうも売っていました。


薬博物館(済生堂薬局小西本店)
さて、今度こそ漁港へ向かおうと思っていたのですが、ういろう本店の迎え側にも気になる建物発見。
こちらも薬屋でマップには「街角博物館」のマークがついている。
お店の前に自転車を停めて、店内へ入るとお店の方が詳しく説明してくれました。
まず、街角博物館とは、地元の人々が営む商店や工房などが、昔の道具や資料、歴史的展示を公開してくれているものだそうです。いい取り組みですよね。
そしてこちらは、昔から続く薬局。まず建屋は関東大震災で倒壊したものの、大正時代に復元されて今なお使われているそうです。

店内は、レトロ感満載でとてもいい感じ。今でも現役の薬局っていうのがたまらないですね。
天井近くには、薬メーカーの古いパネルがずらりと並んでいて、これがまた何ともレトロで味がある。しかもパネルの裏にライトが仕込まれてて、夜になると光るらしい!粋な演出最高。

それから、木製の薬棚がまたまたレトロで最高。
最近よく観る「薬屋のひとりごと」が頭に浮かんできた。まさにあの世界観。
こんな棚、壁一面にあったら絶対カッコいい!家にも欲しくなるなぁ。。

小田原漁港
さて、薬屋に感動した後、今度こそようやく漁港へ向かう。
西海子小路を西に進み、早川橋を渡る。早川の河口、絶対ウナギ釣れそう(笑)
そしてすぐに「小田原漁港」に到着する。電動アシスト自転車の本領発揮。全然疲れない(笑)
あっという間に小田原漁港に着いた。


小田原ちょうちん灯台
そしてちょっとした観光スポット「ちょうちん灯台」の見える場所までやってきた。漁港では、たくさんの人が釣りを楽しんでいて、のんびりとした雰囲気。
小田原ちょうしんをデザインした燈台が、「小田原ちょうちん灯台」。足元にはズゴックのマンホールを発見、これはマンホールカードにないのだろうか。。。


灯台は、堤防の先っぽにある。確かにちょうちんの姿をしてるユニークな灯台。パンプレットに灯台を手でつまんむ写真が載っていたのでやってみたけど、、、、う~んむずい!汗


土岩かまぼこ
そして、お土産のお買い物。事前にGoogleMapで調べておいた漁港のすぐ脇にある「土岩商店」さんへ行ってみた。店内には、はんぺんやさつま揚げ、ちくわ、干物など豊富なラインナップ。いいおみやげができた。


小田原市街へ戻る途中「ひもの屋半兵衛」さんにもちょっと寄り道。
金目鯛の唐揚げがとてもおいしそうで、小腹がすいていたので、おもわず買ってしまった。サクサクしててなかなかうまい。


かまぼこ通り
次は、来た道を引き返して、市街地にある「かまぼこ通り」へ向かいます。
時間はすでに夕方5時すぎ。もう閉まってるお店も多いなか、「小田かまぼこ発祥の店うろこき」さんが開いてました!
小田原かまぼこ発症の店ということで、こちらの店も歴史ある老舗のかまぼこ屋さん。
もう少し時間は早ければ、「じねんじょ棒」を買って食べ歩きもよかったのですが、家に帰ったら食べようと、いわし揚げを購入。もちろん美味しかったです。


今日は、GWでどうやら地元の祭りがあるようで、あちこちでハッピを着た神輿の行列に遭遇。


御幸の浜海岸「海へと続くトンネル」「海への扉」
かまぼこ通りからすぐのところに、Googleマップで見つけた気になるスポットがあったので寄り道。
名前は「海へと続くトンネル」と「海への扉」。
とは言うものの、実際はただバイパスの下をくぐるだけの小さなトンネル。でもその先には、ほんとにいきなり海が広がっていてなかなかいいところ。
この景色にそんな名前がついてるのも、まぁ納得。


もう夕方5時半だというのに、海岸にはまだまだたくさんの人。
家族連れやカップル、ひとりで波を眺める人、人それぞれの時間を楽しんでいる。
ともあれ、私も今回の旅の締めくくりに、こうして太平洋を見られてよかった。
午後6時までに自転車を返さないといけないので、そろそろ駅へと向かいます。

観光マップに、ガンダムのマンホールの場所が載っていたので、帰る前にちょっとだけ中心の商店街をのぞいてみることに。
初めて来た街だと、商店街とか、その町の地元っぽい顔みたいなところを見ておきたいと思ってしまう。


小田原駅 箱根そば
さて、無事に自転車も返して、今まで別行動していた息子と10時間ぶりぐらいに合流。(笑)
さて、無事に自転車も返却して、今まで別行動していた息子と、なんと約10時間ぶりに合流(笑)。
ふたりとも、まぁまぁクタクタ。お腹もペコペコだったので、駅構内の「駅そば」で軽くごはんタイムに。
息子は天ぷらそば、私は、急にカレーがめちゃめちゃおいしそうに見えて、迷わずカレーライスに!ペロリでした。素朴で旅の締めにぴったりで、旨かった!!


後は、こだまで名古屋へ帰るだけ。こだま号の自由席はGWでも結構空いてて快適でした。


まとめ
今日は、朝の田町から、川崎、柏、そして小田原まで、のんびりホリデーSuicaパスで移動しながら巡った一日でした。前半はこちら~
どの街もはじめて訪れる場所ばかりで、それぞれに見どころがあって、いい街ブラだった。

小田原は、電動アシスト自転車で巡ったとはいえ、3時間ではまったく足りない。
とくに「街かど博物館」ていうのが魅力的で、まだまだたくさんあるみたいで、時間があればもっと色々と観たり体験できたのでしょう。次はぜひ、もっとゆっくり時間をとって再訪したいと思います。
それでは、また~

