今年からウナギの飼育を始めて、これまで色々な餌を試してきた。その中でも、シラハエ(オイカワ)の幼魚はウナギにとって格別の大好物らしく、釣ってくると勢いよく食べてくれる。
しかし8cmを越えるサイズいになると、ウナギには少し大きすぎる。
そこで今回は、10cm前後のシラハエは人間がおいしくいただいてみようということで、天ぷらにして食べてみることにした。
小学校の頃、シラハエを唐揚げで食べた記憶があるので、30年以上ぶりにシラハエを食べる。
シラハエ(オイカワ)とは?
川の小魚としておなじみで、オイカワの地域名が「シラハエ」。私は子供の頃からシラハエと呼んでいた。成魚は8cm~15cm程の魚。全国各地の川に生息していて、かなりメジャーな川魚。
今回のシラハエは、私の住む愛知県を流れる都市河川で釣ったもの。
といっても、山に近い方で、釣ったポイントは源流から約3km以内で、都市河川の中では比較的きれいな方…だと思う(笑)。

泥抜き
今回も、タナゴグルテンで爆釣。幼魚はウナギに渡して、大きめのシラハエ20匹を、人間がいただこうと思う。
泥抜きはしたほうがいいか?
シラハエはお腹を開くので、泥抜きはしなくてもいいかと思っていたが、今回は翌日食べる予定だったこともあり、ちゃんと泥抜きをすることにした。
バケツに水道水を入れ、ほんの少しカルキ抜きを加えてエアレーション(ブクブク)。
その状態で一晩置いてみる。
翌朝のバケツを見るとすごい出てた
これを見ると、やっぱり泥抜きしたほうがいいかも。

さらに水換えして半日。
バケツの水はもうだいぶきれいになり、しっかり泥が抜けた感じ。

調理開始
下処理
泥抜きが済んだら、いよいよ下処理に入る。全部小ぶりなので、作業自体はそこまで難しくない。
氷締め
まず、元気が良すぎて暴れまくるので、氷締めにする。1分もしないうちに、仮死状態。

うろこを取る
シラハエのうろこは薄くて小さいので、包丁の軽くこするだけでほとんど落ちる。力を入れすぎると身が傷むので、サッと表面をなぞる程度で十分。

少しぬめりが感じられたので、軽く塩でもんで洗ってみた。

内臓を取る
おしり側から包丁を入れて腹を開き、エラと内臓を取り除く。
泥抜きをしておいたおかげで、お腹の中はとてもきれいで、ほとんど汚れが残っていなかった。

小さいので、あまり気にならないかもしれないが、今回は唐揚げではなく天ぷらだったので、頭を2つに割るように包丁を入れておいた。

洗って水気を取る
内臓を出したら、軽く流水で洗って汚れを落とす。そのあとはキッチンペーパーでしっかり水気を拭き取る。20匹もいると多く感じるが、このサイズなら10分ぐらいで下処理完了。

衣をつけて揚げる
衣は、日清フーズの天ぷら粉で超簡単に。
水を入れるだけで、ダマにもなりにくいし、簡単にサクッと揚がる。

天ぷら粉ができたら、あとは揚げていくだけ。
シラハエを天ぷら粉に ドボン とくぐらせ、そのまま油へ ドボン。

油の温度は 180℃に設定。1〜2分ほどで浮いてきて、うっすら色づけばもう揚がった感じ。

うまく揚がった~。とても美味しそうだ。

シラハエ(オイカワ)の天ぷら実食
ミョウガと「すくなかぼちゃ」という細いかぼちゃがあったので、一緒に天ぷらにしてみた。
盛り付けて完成。天ぷらになっても、縦縞がちゃんと残っていて、シラハエだと分かって草。

サクサクで、小骨はまったく気にならず、丸ごと食べられる。
ビールのおつまみとしては最高で、釣り人ぐらいしか味わえない贅沢かもしれない。
スーパーで買ってくるワカサギの天ぷらよりも絶対うまい。
家族にも大好評だった。
まとめ
今回、釣ってきたシラハエ(オイカワ)を天ぷらにして食べてみたが、結果は大満足。
- 下処理:泥抜きはした方がいいかも。うろこを軽く落として、内蔵は出す。
- 揚げ方:天ぷら粉にくぐらせて、180℃の油で1~2分揚げるだけでOK。
まぁ、普通の人は、近所の川で釣ってきた魚食べないだろうけど、シラハエの天ぷらはとても美味かった。ビールや日本酒のおつまみとしても最高。
ワカサギの天ぷらより旨いかも。
今度は、唐揚げか、甘露煮にしてみようかと思います。それでは~。

