ウナギ釣りの外道アカエイが美味すぎた!#1素人でもできる下処理と捌き方

料理ノート

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先日、いつもの大河川の河口へウナギ釣りに出かけた日のこと。
3時間でウナギ4匹のまずまずの釣果。そうして厄介な外道、巨大エイ1匹
外道とはいえ、せっかく釣れたこの大物。旨いことはしっているので、今回は細かくして持ち帰り。
その巨大エイの捌き方から、自家製エイヒレまで、素人ながらやってみました。

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エイとの格闘

エイがかかった

ウナギ釣りでよく外道で釣れてくるのが、アカエイ。

エイは、結構厄介。大きなエイがかかってしまうと、ほとんどの場合、底に張り付いてびくともしなくなって、ラインブレイクしてしまう。

今回も、現地調達のテナガエビにかかってきた。

最初は、竿が弓なり、ドラグがギューギュー鳴って、凄い大物感!!
竿が持っていかれると思って、慌ててゴリ巻き。重っ!!
でも、数十秒後には根掛かりのようにびくともしなくなった。(泣)

仕掛けを失うのも嫌なので、テンションをかけたまま放置
その間に別の竿でウナギがヒット!(嬉)慌ただしく処理をして戻ると、エイの竿が緩んでいる!

そこから、また一気にゴリ巻き。再び竿が折れるほどの弓なり状態でとにかくゴリ巻き。

デカいアカエイが釣れた
ようやく寄ってきたエイ。これはでかい!天秤曲がってる~

ランディング

ようやく近づいてきたけど、今日のタモは普通のタモ。全くは入らない(汗)。石積みの上までなんとか引き寄せたけど、今度はハリスが切れた(泣)。

これは困った。幸いにも動きは鈍いので、まずはタモで尻尾を押さえ、根元からナイフで毒針ごと切り落とす。これで一安心。(´д`)フゥ

エイの毒針はすぐにカット
なんとか、石の上の乗せたところで、ハリスが切れた。ここで毒針カット

それにしてもでかい。丁度、目のところに、持つところ付いてるやん(笑)!ということで軍手をしてエイの目のところで掴んで、ようやく引き上げることができた。

エイの持ち方

持ち帰り

しかし、これどうやって持って帰ろう(困)、、、
まずは、エイを両ヒレの部分と胴体に3分割。くだものナイフでゴリゴリしながらなんとか解体成功。

エイを三分割
大きく3分割。小さいヒレも食べられる。

ぬめりがすごいので、バッカンの中で水でゴシゴシしたけどあまり変わらない。

さらに今日は氷も少なく、バッカンにそのまま入れて持ち帰ることに。鮮度が心配なのでウナギ釣りも終了。ウナギ4匹も釣れたので、まぁ良しとしましょう。

車のエアコン全開で冷やしながら、約1時間で帰宅。

あ〜大変だった…。

家に帰って下処理

持ち帰ったエイの胴体は冷凍庫へ。胴体も美味しく食べられるそうですが、今回のエイはかなり大きかったので、ヒレだけを使い、胴体は冷凍後に燃えるゴミへ出すことにした。

ぬめりを取り、整形する

家に着いたのは午後11時。翌日は仕事なので、さっさと下処理だけ済ませたい。
エイはサメのようにアンモニア臭が出るらしいので急ぎます。

表面の汚れを落とす
まずは塩で、表面の汚れときれいに落とす

補足:エイのアンモニア臭について
エイは体内に尿素を多く含むため、死後に分解が進むとアンモニア臭が強く出やすい魚です。
そのため、臭みを防ぐにはできるだけ早く下処理を行い、血抜きや塩水につけて臭いの元を減らすことが重要です。
また、冷蔵や氷締めで冷やすことで臭いの発生を抑えることができます。

まず、大きなヒレを軽く塩でもみ、表面の汚れを落とします
ぬめりは全然とれないので、あとで湯引き。

それにしても、半身でもかなりの重量感。大きすぎるので整形していく。

まず、外側の薄いヒレと、内側のほぼ身を切り分け、あとは5,6当分ぐらいにしてみた。

エイのヒレ
エイヒレと言っても、かなり分厚い

お湯を沸かして、ヒレを4等分ほどにぶつ切り。
沸騰したお湯にさっと(3秒ほど)湯引き。

すぐに冷水にとり、表面が白くなったぬるぬるをたわしでこすると…お〜とれる~。
流水で流しながら、擦るとぬめりは完全にとれた。

たわしで軽くこすって、あとは水洗いするとぬめりは完全に無くなる
たわしで軽くこすって、あとは水洗いするとぬめりは完全に無くなる

皮を剥ぐ

ぬめりが取れたら、皮を剥いでいく。
ペーパーで身を抑えながら剥ぐと割と剥ぎやすい。

しかし、量が多いので、全部皮を剥ぐのも大変。

根本部分は、分厚すぎるので、軟骨に沿って包丁をいれて、軟骨を分離した。

エイヒレのぶつ切り
エイヒレのぶつ切り

せっかくなので試しに、この軟骨をグリルで塩焼きにしてみたら……めっちゃうまい!!
ゴリゴリとした食感で、ビールのつまみに最高軟骨も捨ててはだめだ

エイの軟骨塩焼き。ゴリゴリとした食感で、かなり美味
ゴリゴリとした食感で、かなり美味

血抜き

3%の食塩水で一晩つけておくと、血抜きができるらしい。

3%の食塩水の作り方(中学理科のおさらい)

食塩水の濃度は、
「食塩の重さ ÷ 全体の重さ × 100」 で求める。
たとえば、1,500g(=1,500ml)の水を使う場合、3%にしたいので、
1,500 × 0.03 = 45g の食塩が必要ということになる。

ポイントは「水の重さとほぼ同じ数字でmlを考えてOK」ということ。台所の計量スプーンだと、食塩45gは大さじ約3杯分です

ボールに1500のメモリまで水をためて、3%なので、約45gの食塩水を投入。これで3%の食塩水のできあがり。

約45gの食塩(大さじ3でもいいね)
約45gの食塩(大さじ3でもいいね)
1500cc の水に45gで3%の食塩水完成
1500cc の水に45gで3%の食塩水完成

すべての身が浸かるよう状態にして、冷蔵庫へ。ようやく終わった。今日はここまで~

翌日はこんな感じ。ここから、エイヒレを作っていこうと思う。

アカエイの血抜き
翌日、約20時間後。

まとめ

ということで、エイの格闘から、ここまでは、まぁちょっと大変ですね。

エイはサメの仲間のように時間が経つとアンモニア臭が出やすい魚なので、釣ったらできるだけ早く処理するのがポイントです。
今回は12時から下処理開始して、ぬめり取り・皮むき・血抜きまで一気にやったので、結局寝たのは午前2時。

でも、驚くほど旨い魚なので、アカエイが釣れたら捨てるのは勿体ない!

今回のエイのさばき方は、あくまで私の我流です。
もっとちゃんとしたやり方もあると思うので、参考程度におねがいします~
毒針には絶対ご注意

次回は、ふわふわ食感がたまらない「エイのムニエル」と、お酒好き必見の「自家製エイヒレ」の作り方へ。それでは~

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