小物釣りで大活躍!自動針外しを自作してみた

DIYノート

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はい、こんにちは。暑い日が続きますが、水田には水が張られ、水路にも水がたっぷり。
そんな光景を見ると、つい魚はいないかと気になるおっさんです。

今年は、我が家のウナギの餌用にと小物釣りを始めましたが、釣った魚から針を外すのが意外と大変。うまく外せないと死んでしまうこともよくあって、小物釣り用針外しを工夫してみました。

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普通の針外しではなく自動針外しを自作

普通は、手持ちの針外しつかうんでしょうが、小物釣りは手返し良くやりたいので、ちょっとネットで検索。結構やっている人いますね~。みんな考えることは同じか。

小物釣り用・自作針外しの条件

ネットを参考にしながら、条件をまとめるとこんな感じ。

  • バッカンに固定して、片手でも操作できること
  • 針が外れたら、自動的に魚がバッカンへ入ること
  • なるべく素早く、手返し良く釣り続けられること

この3つを満たすように作ってみます。

材料編

早速、材料調達のために向かったのはDIYの味方100均
今回はセリアへ行ってみました。

100均は宝の山。店内をウロウロしているだけで、アイデアが湧いて楽しい。

さて、自動針外しの材料になるものは無いかと、30分ほど物色して見つけた材料はこちら。

セリアで見つけた吊扉用フック
セリアで見つけた吊扉用フック

吊るし扉にかけて使うステンレス製のマルチフック。

この取り付けられる形状がそのまま、バッカンに取り付けられそう。何よりシンプルだったのでこれをチョイス。

工作編

さて、家に帰って形状を観察。
丁度フックの部分の曲がりが、そのまま針外しになると思う。

このままいけるかと思っていたのですが、このままバッカンに掛けると、フックの向きが合わないよな~。
まぁ、逆に言えばフックの向きを変えるだけで完成なんだけど。

フックの部分を手前に起こせば、フックの部分がそのまま針外しになって完成

じゃぁ、フック部分を起こすように曲げてみるが、おっちょっ、堅っ!ステンレスめっちゃ堅(笑)

こんなの、万力で固定とかしないと無理だ。そんなもの無いので。

バーナーで曲げる部分を加熱してから曲げてみた。このやり方、火傷の危険があるので正直あまりおすすめはしない
必ず革手袋を着用し、火傷しないように十分注意おねがいします。よくあるグリップ効く作業用の手袋だと、溶けます。

バーナーで熱してみると、熱した部分が割と直ぐに真っ赤になったので、すかさず手前にぐっと曲げてみたら、簡単に曲がった。

とはいえ、一見冷めているように見えても実は熱いので要注意です。危険なので、あくまで自己責任でお願いします。

熱して曲げたステンレスフック
赤丸が熱した部分。手前に起こして少しねじりをいれてみた

よし。なんとかいい角度で曲がった。ステンレスは手強かったが、これでひとまず形になった。これで試してみる。

実釣テスト

早速バッカンに取り付けてみる。

バッカンに装着
バッカンに装着

なかなかいい感じ、フック部分に、糸を回して引っ張れば、スッと外れるはず。

ミミズをエサに、さっそくタモロコがヒット!

タモロコを針外しで落としてみる
タモロコを針外しで落としてみる

うん。何も無いよりは、簡単に外れる

しかし、期待していた自動で落ちるまでは、なかなかいかない。魚が暴れてくれると、外れることもあるが、結局、魚の頭を少し手で抑えないと外れないなぁ。。。

悪くは無いが、もっと簡単に落ちてほしい。

取れないときは、頭を抑えると落ちる
取れないときは、頭を抑えると落ちる

なるほど、もう少し大きな魚だと、針外しに頭が抑えられるのだろうが、小物だから針外しの場所をもっと狭くしてやらないと、自動では取れないということか。。。

自動針外し改良編

実釣テストをしてみて、課題と解決方法がなんとなく見えてきた。

小物は針を外す場所を極端に狭くして、魚の頭が抑えられる仕組みを作ればいいわけだ。

ピアノ線で小物専用の針外しを作り、作ったステンレスフックにくっつけてしまう方法で改良しようと思う。

自動針外し・改良版の工作手順

1.ピアノ線を曲げて、小物用針外しの形を作る

ちょうどいいピアノ線なんて家にはなかったのですが、前回七輪の焼き網を改造したときの焼網からとった鉄線が残っていたので、ちょうどいいやんと、これを使ってみた。

ラジオペンチで、V字に曲げて、針外し部分を狭いU字にしてみた。これで魚の頭が抑えられるはず。

焼網を改造したときの、網の部分
焼網を改造したときの、網の部分

2.ステンレス製のフックに合わせて、金属用ボンドで仮止め

次に、どうやってステンレスフックに固定するか?だが、とりあえず、ステンレスに合わせて形状を整える。そして、金属用ボンドで仮止め。

金属にも使えつるボンドG17
金属にも使えつるボンド
金属ボンドで仮止めした状態
金属ボンドで仮止め

3.タコ糸をしっかりと巻き付けて固定

仮止めされた状態から、タコ糸で小物用針外しとステンレスを一緒に巻き付けてしっかりと固定。
これでほぼ完成形。

タコ糸をぐるぐる巻き付けていく
タコ糸で上からぐるぐる巻きにして固定

4.上からエポキシボンドを塗りたくって浸透させる

タコ糸に染み込ませながら、エポキシでコーティング。
タコ糸に染み込ませながら、たっぷり塗る

5.3日間ほど放置して硬化させ、完成!

3日間乾燥させて完成
完成

実釣テスト(改良版)

完成してから、1週間ぐらい、ようやく改良版のテストにやってきた。

バッカンに改良版針外しを装着
バッカンに改良版針外しを装着

今日も早速ミミズでタモロコをゲット。

タモロコ。
かわいいタモロコ

さて実際に針外しで外してみる。

スポット落ちた~(嬉)

改良版針外し
スルッと落ちてくれました。

これは成功だ。7割ぐらいは、片手で引っ掛けるだけで、魚がバッカンに落ちてくれる。

改良版針外し
ちゃんと頭が抑えられているので、糸をひっぱるだけで落ちてくれる。

手返し良くできたので、30分弱で12匹釣れた。

タモロコ

まとめ

ということで、100均のステンレスフックで、小物釣り用自動針外しを自作してみました。

意外だったのは、ステンレスが堅いこと(笑)
ステンレスをバーナーで熱して曲げるのは、ちょっと危ないので、やるなら気をつけてくださいね。

あとから市販の針外しも見てみたら、やっぱいちゃんと魚の頭が抑えられるような形になってましたね。

でも、こうやって自分にピッタリの道具を作るのも楽しいもの。最初はうまくいかなかったが、うまく改良できた。お陰で小物用と普通の魚用の二刀流になったし。

これで次はタモロコだけでなく、タナゴ釣りにも挑戦してみたくなりました。それでは~!

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